ラジオとラジカセの、つれづれなる話

ラジオとラジオカセットについて、自由気ままに語ります。

第68回 SONY CFD-500(03)

 さて、今回差し替えるのはアンプ部の電解コンデンサです。合計9本を差し替えてみました。
 使用したのは全て日本ケミコンの標準品=SMGで、音響用としても評価の高いコンデンサです。なおCFD-500のアンプ部には、LA4620というパワーアンプICが使われています。

 交換箇所は、下の図でA1〜A4、B1、C1〜C4で表示してあります。画像をクリックすると、大きい画像で表示されます。なお耐圧は全て16V以上ならOKです。

CFD500_55.jpg

(1) A1〜A4
 全て100μFの電解コンデンサです。
 この4本がICのOUTPUTからスピーカー間に接続されており、おそらく効果の一番高い部分と思われます。この4本は思い切ってオーディオ用を使うのもアリでしょう。
(2) B1
 ICの2番ピンからGNDに落とす間に設けてあります。これもA1〜A4と同じ100μFです。
(3) C1〜C4
 アンプ部の平滑用コンデンサと考えられます。C1,C3が470μF、C2,C4が100μFです。

 交換後の音は「バランスの取れた音」というのが第一印象。高域もより伸びやかに出るようになり、CDラジカセとしては十分な音質でしょう。



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第67回 SONY CFD-500(02)

 続きであります。

 掃除を何とか終えて、基板を拝見。CFD-500のメイン基板はCDプレーヤー部の直下にあるのですが、逆さまにセットされています。これは珍しいかもしれません。
 ですかr、下の画像はメイン基板の下側から見たものです。

CFD500_51.jpg

 メイン基板の左上がアンプ部、右上がチューナー部、右下がCDプレーヤーのコントロール部・・・といった具合に、整然と分けられています。
 下に見えるのはダブルデッキのモーターなど。1デッキあたり2モーター、合計4モーターとなかなか贅沢な仕様です。CDプレーヤーを含めると、合計5つものモーターが搭載されている事になります。

CFD500_53.jpg

 カセットデッキ部を拡大したものです。2つのプーリーとデッキ右のモーターは、再生・録音時にのみ回ります。早送りや巻戻し時には、プーリーの下にあるメカが中央右上のモーターにより歯車を動かし、再生メカ側から動力を外して早送り・巻戻し側に接続し、モーターの回転を加速して伝えている模様です。これ以降は分解していないので想像になりますが。
 今回はプーリーとゴムベルトのクリーニング、歯車のグリスアップを行いました。

CFD500_52.jpg

 チューナー部の拡大写真です。バーアンテナは割りとコンパクトですが、AMは結構高感度です。
 PLLデジタルチューナーですし、ここの調整は行っていません。

 さて、以上の清掃というか調整を行った結果、

なぜか完動品になっていました。

 両カセットデッキとも早送りや巻戻しがきちんと出来るようになったので、油切れで動かなくなっていたのか、メカの噛みあわせが悪かった?というくらいしか考えられないのです、が。もちろんCDプレーヤーは調子よく回っています。
 これで問題なく使えるのですが、聴いてみるとどうも音質的に若干ショボイ所があるのが玉にキズ。
 当時のバブルラジカセを愛する人達からの、評判がイマイチなのも分かる気がします。でもならば、
「アレ」をやっちゃいましょうか!

 次に続く・・・か?

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第66回 SONY CFD-500(01)

 地元のリサイクルショップに立ち寄ったら、900円・・・思わず買ってしまいました。
 ジャンク品扱いで「CD不良・テープは再生時動作・ラジオOK」との事。さて、どうなるか?

CFD500_01.jpg

1.CFD-500について
 このモデルは、ソニーのラジカセ・シリーズ「DoDeCaHorn(ドデカホーン)」の、実質的最終モデルです。姉妹機にCFD-400もありました。
 機能的にはシリーズ総決算というより、CFD-900の機能を絞ったモデル。それでもCDプレーヤー内蔵にダブルカセットデッキ&倍速ダビング、オートリバースにドルビーB、PLLシンセサイザーチューナーに周波数メモリ機能、時計にスリープ、スタンバイ機能など、マニュアル録音以外の機能は一通り揃っています。
 当時は「PRESH(CFD-K10)」がハイエンド・モデルだったので、CFD-500はアッパー・ミドルクラスという位置付けだったと思われます。

 スピーカーはエンクロージャ部を内部で区切り、前面ダクトから低音を出すというバスレフ方式。ただ低音専用のスピーカーはありません。
 DODECA ZONEなるツマミがあり重低音のブースト率を変えられますが、ライバルである松下の大型ラジカセと比べると、その効果は今ひとつ。逆に言えば変に強調される事も少なく、素直で聴きやすい音質とも言えます。
 そのため重低音とかバブルラジカセと言うよりは、至って普通に作った高機能のCDラジカセといった方が適当だと思います。
 なおダブルカセットを搭載しながら高さを抑えたフォルムのため、非常に横長。電池は単一8本+時刻や周波数データ等の保持用に単三4本を使うという、ここだけはバブリーな仕様です。しかしバックアップ電池で4本は使いすぎじゃないかな?(苦笑)

.ホコリの中からコンニチハ
 ジャンク品に関する商品説明は正直あまり正確とは思えないので、自宅に帰って改めて動作チェック。案の定、違っていました(苦笑)。

【症状】
(1) CDプレーヤーは、レンズクリーナーを使った所とりあえず動いた。
(2) テープデッキはA,Bとも再生・録音・停止・一時停止は出来るが、再生は何となくぎこちない。早送りと巻戻しが不可(少し巻いた後、オートストップがかかって停止)
(3) ロッドアンテナの一段目半ばに、深いアタリ傷。へこんでいるため、ロッドアンテナが正常に収納できない。
(4) ラジオ部はじめ、その他の機能は正常。液晶表示も問題なし。

 テープ部は、まず巻取り軸の部分に茶色の汚れが出ていたため、クリーナー等で汚れを取った後にグリスアップ。これで再生と録音は改善されましたが、早送りと巻戻しは改善せず。
 「ん〜、結局内部クリーニングから始めるしかないか」という事で、裏キャビネットを外す事にしました。

 CFD-500は外すネジの数は12本と多めです。外すネジは、ネジ穴の横に「←」マークがあるので、容易に分かります。
 中央上部の2本だけ短いネジで、あとは同じ長さの長ネジです。また電池室に2本隠れています。このネジを外す時は、とにかく軸の長いプラスドライバを使う事。軸が短いと緩められない・締められないネジが2本あります。
 ネジを全部外すと、裏キャビネットは引いて容易に外す事が出来ます。

CFD500_06b.jpg

 裏キャビネットとメイン基板とは、上の画像にある2本のケーブルでつながっています。裏キャビネット側の基板にコネクタがあるので、これを外すと裏キャビネットを完全に分離できます。
 さて、裏キャビネットを外してメイン基板の上部を見ると・・・

「な、なんじゃあ!このホコリ!」

 ICやトランジスタが綿ホコリの中にまみれています。ブロアーで吹き飛ばすと「ホコリの中からコンニチハ!」
 しゃ、シャレにならん。これじゃCDプレーヤーの動作不良もするだろうて・・・
 それからしばらくは「お掃除の時間」となりました・・・

 続く。

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第65回 National RF-2200(06)

 今回、RF-2200の調整をしていた時の事です、が。これも作業をされる場合は自己責任でお願いしますね。

 500kHzマーカースイッチによるダイヤルロックが、どうも正常位置より+2〜+3kHzの所でかかるので「おかしい」と思ってスプレッドダイヤルを真横から見ながら回してみたら・・・
 かなり上下に波打って回っていました(汗)。おそらくダイヤルの調整で脱着を繰り返した結果、歪みが出たものと思われます。構造上、マイナス側にズレてロックされる事は少ないと思います。
 部品取り用のスプレットダイヤル(ほぼ歪み無し)に交換してみたら、スパッとマークの所でロックがかかるようになりました。

 多少の歪みは問題ありませんが、程度が大きいとマーカーロックや放送局の周波数表示もズレる可能性があるので、スプレッドダイヤルの読取り精度は落ちるかもしれません。
 これはスプレッドダイヤルの表示窓から見ても、なかなか分かりにくい内容ですね(スプレッドダイヤル窓を横から注意深く見ていると、歪みが大きければ分かります)。

 確認にはフロントパネルまで外して、真横からスプレッドダイヤルの回転具合を見る事になります。さらにダイヤルを取り出す場合は、周波数表示窓の部品を外す必要があります(画像の状態にする)。
RF2200_Dial02.jpg

 ダイヤル中央のEリングと、下にあるワッシャーを外してダイヤルを軸から引き上げれば、外れます(かなり堅い場合があります)。
 後は交換できるダイヤルが無ければ、木槌などで慎重に歪みを直していくしか無いでしょう。絶対真っ直ぐにする必要はなく、ある程度まで修正されればラジオの使用上は問題ないと思います。
 ただ板金を叩いた経験などが無いと、難しいでしょう。スプレッドダイヤルを壊す可能性もあり、慣れない人は手を出さない方が良いと思います。

 組立ては逆の手順で、ダイヤル→ワッシャ→Eリングの順番ではめていき、周波数表示窓をはめてマーカーを使い、ズレ具合を確認します。
 「0,125,250,375,500,625,750,875」の各点でほぼ満足できる所でロックがかかったら、元通りに組み立てます。
 こういう事もあるのだな、と勉強になりました。

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エコでいこう?

 ラジオの電池を「エネループ」にしてみました。

 これがRF-2200。単三型に単一型スペーサーを入れています。
eco001a.jpg

 こっちはRF-868。単二型スペーサーを使用。
eco002a.jpg

 動作は正常です。アナログラジオなら、エネループの単三型+スペーサーでもイケそうな感じです。
 やはり「約1000回、充電して使える」というのは魅力です。あとは電池の持ちですね。
 ラジカセは、松下などから出ている単一型・単二型の充電池を使った方が良さそうです。

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